
歯並びが悪いと、見た目の印象が変わるだけでなく、噛みにくさ・虫歯や歯周病のリスク・発音への影響など、生活全体にさまざまな問題が生じます。しかし、歯並びが悪くなる理由は一つではなく、遺伝・生活習慣・筋肉の使い方・成長のクセなど、多くの原因が複雑に絡み合っています。
もし「どうして歯並びが悪くなってしまったんだろう?」「どの矯正が自分に合っているんだろう?」と疑問に思うなら、まずは“原因を知ること”がとても重要です。原因がわかれば、これから受ける治療の方向性も選びやすくなり、将来的な後戻りの予防にもつながります。
ここでは、歯並びが悪くなる代表的な原因を丁寧に解説し、さらにその原因ごとに合った治療法について詳しく紹介します。
歯並びが悪くなる原因とは
歯並びは多くの人が抱える悩みですが、その背景には複数の要因が潜んでいます。以下では、その代表的な原因を大きく分類して解説します。
生まれつきの要因(遺伝)
歯並びは遺伝の影響を受けやすく、
● 顎の大きさ
● 歯の大きさ
● 歯の形
● 噛み合わせの傾向
などが親から子へ受け継がれることがあります。
例えば、顎が小さく歯が大きいと、並ぶスペースが不足し「ガタガタ(叢生)」が起きやすくなります。また、上顎が前に出る家系では「出っ歯(上顎前突)」になりやすい傾向があります。
ただし、遺伝は“すべてではない”という点も重要です。
生活習慣やクセが重なることで、さらに歯並びが悪化することも少なくありません。
口腔習癖によるもの
日常のクセは想像以上に大きな影響を与えます。特に幼少期は顎が柔らかく、習慣が歯並びに直結しやすい時期です。
代表的な習癖には次のようなものがあります。
● 指しゃぶり
● 舌を前に押し出す癖(舌突出癖)
● 唇を噛む
● 頬杖をつく
● 歯ぎしり・食いしばり
● 口呼吸
これらは、歯に常に力をかけたり、顎の成長を妨げたり、舌の位置を狂わせる原因となります。特に“舌のクセ”は見落とされやすく、自覚がないまま歯並びを悪化させる大きな要因になることがあります。
口呼吸が歯並びに与える影響
近年増えているのが「口呼吸の習慣」です。
本来、舌は上あごの内側に軽く触れているのが正しい位置ですが、口呼吸になると舌が下がり、歯列に十分な支えがなくなります。
その結果として、
● 歯が前に倒れやすくなる
● 顎の成長が妨げられる
● 顔つきに影響する(面長など)
● 出っ歯や開咬のリスクが高まる
という悪影響が生じます。
鼻づまりやアレルギーがあると口呼吸になりやすいため、医療機関での相談も必要になることがあります。
歯の早期喪失やむし歯
むし歯や事故で乳歯を早く失うと、永久歯の生えるスペースが狭くなり、歯並びの乱れにつながります。
逆に、乳歯がなかなか抜けない場合も、永久歯が正しい位置に生えるのを邪魔してしまいます。
成人の場合、
● 歯周病で歯が動く
● 抜けたまま放置して歯が倒れる
などでも歯並びの悪化が進みます。
顎の発育不足
軟らかい食べ物中心の食生活が続くと、顎の成長に必要な負荷が不足し、
● 顎が小さい
● 上下のバランスが整わない
という問題が起こりやすくなります。
また、片方だけで噛む習慣も顎の成長を左右非対称にし、
顔のゆがみの原因になることがあります。

歯並びが悪くなると起こるトラブル
歯並びの乱れは見た目だけでなく、生活の質にも影響します。
清掃性の低下
ガタガタの歯並びは歯ブラシが入りにくいため、
● むし歯
● 歯周病
のリスクが増えます。
噛み合わせの不調
噛む力が偏ることで、
● 顎関節症
● 頭痛・肩こり
● 咀嚼効率の低下
が起こりやすくなります。
発音への影響
すき歯や開咬は、
サ行・タ行などが発音しにくくなることがあります。
見た目へのコンプレックス
歯並びのコンプレックスは、
笑顔・人前での会話・写真撮影
などにも影響することがあります。
自分の歯並びはどのタイプ?症状から原因を知る
歯並びのタイプを知ると、原因の推測がしやすくなります。
ガタガタ(叢生)
原因として多いのは、
● 顎が小さい
● 歯が大きい
● 乳歯が早く抜けた
● 舌のクセ
などです。
治療法としては、
● ワイヤー矯正
● マウスピース矯正
● 歯列拡大(子ども)
などが選ばれます。
出っ歯(上顎前突)
原因には、
● 遺伝
● 舌で前歯を押す癖
● 口呼吸
● 指しゃぶり
などがあります。
治療法としては、
● ワイヤー矯正
● マウスピース矯正
● 抜歯矯正
● 上顎の前方移動を抑える治療(成長期)
などが選択されます。
受け口(反対咬合)
下顎が前に出ている状態で、原因には
● 遺伝の影響が強い
● 舌の位置の問題
● 上顎の成長不足
があります。
成長期なら骨格の成長誘導が可能で、成人なら
● ワイヤー矯正
● 外科矯正
などが選ばれます。
開咬(前歯が噛まない)
特徴は
● 舌癖
● 口呼吸
● 指しゃぶり
の影響がとても大きいことです。
治療はクセの改善が不可欠で、
● MFT(口腔筋機能トレーニング)
● マウスピース矯正
● ワイヤー矯正
などが選択されます。

原因と治療法を結びつけて考える
歯並びの治療は、「見た目を整えるだけ」ではなく、歯を動かす力の背景にある原因を理解することが必要です。
原因が筋肉やクセ → MFTが必須
舌の位置や口呼吸が問題なら、装置だけでは後戻りしやすくなります。
原因がスペース不足 → 抜歯矯正または拡大が適応
小児は顎を広げられる時期があり、成人は限界があります。
原因が骨格 → 子どもは成長誘導、大人は外科矯正も
顎そのものに問題がある場合、骨格へのアプローチが必要です。
治療が成功するかどうかは、
“自分の歯並びの根本の原因が何か”
をしっかり理解することから始まります。
歯並びを悪化させる生活習慣を改善する
矯正治療を受ける人の多くが、生活習慣を見直すことで効果が大きく変わります。
舌の正しい位置
舌先が上の前歯の裏ではなく、「スポット」と呼ばれる上あごの適切な位置にあることが重要です。
鼻呼吸を習慣に
鼻呼吸ができない場合は耳鼻科受診が必要なこともあります。
片噛みをやめる
片側だけで噛むと顎がゆがむ原因になります。
姿勢を改善する
猫背は下顎が前に出やすくなり、噛み合わせに影響します。
生活習慣の見直しは、矯正後の“後戻り予防”にもつながります。

自分に合った矯正治療法を選ぶ
治療法を選ぶ際には、次のようなポイントを重視するとよいでしょう。
マウスピース矯正
・目立ちにくい
・取り外せる
・軽度の歯並びの乱れに適応
・舌癖や骨格の問題には向かない場合もある
ワイヤー矯正
・幅広い症例に対応
・複雑な歯並びの改善が可能
・歯の動きが精密
部分矯正
・気になる前歯だけ動かしたい人向け
・噛み合わせの問題があると適応外になることも
小児矯正(1期治療)
・顎の成長を利用できる
・将来の抜歯リスクを減らせる
・生活習慣の改善も重要
成人矯正(2期治療)
・骨格が完成している
・装置を使って歯を正確に動かす
・抜歯か非抜歯の判断が重要
治療法は「見た目の好み」で選ぶのではなく、原因と目的に合わせて選ぶことが大切です。
まとめ
歯並びが悪くなる理由は、単純なものではありません。
遺伝・クセ・生活習慣・顎の成長・むし歯・呼吸の仕方など、さまざまな要因が組み合わさって現在の歯並びを形作っています。
そして、原因を知ることは“自分に最適な治療法を選ぶための第一歩”です。
● 顎が小さい → スペース不足への対策
● 舌癖がある → 筋肉トレーニングが必要
● 骨格の問題 → 成長誘導または外科矯正
● むし歯や早期喪失 → 永久歯への影響
● 口呼吸 → 根本改善が不可欠
原因ごとに適した治療法があり、根本的な改善を目指すことで、後戻りしにくく美しい歯並びを保つことができます。
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