
「痛くないし行かなくてもいいかな…」
そう思われがちな歯科の定期健診ですが、実は虫歯や歯周病の予防・早期発見のためにとても重要です。
定期健診では、口腔環境を悪化させる原因となるプラーク(歯垢)や歯石の除去ができるほか、将来的な抜歯リスクを減らすことにもつながります。
特に“万病の元”ともいわれる歯周病を予防することは、全身の健康を守ることにも関係しています。
定期健診では主に次のようなチェックを行います。
□ 虫歯や歯周病、歯ぐきの状態の確認
□ 磨き残しや取り切れていない歯石・歯垢の除去
□ 詰め物・被せ物の状態確認
□ 必要に応じたクリーニング
□ 治療が必要かどうかの判断
定期的にチェックすることで、症状が出る前の早期発見が可能になります。
2. 通院の頻度
口の中の状態によって異なりますが、一般的には3~6か月ごとの受診 が推奨されています。
矯正治療中の方や、虫歯・歯周病のリスクが高い方は、より短い間隔での受診が必要になることもあります。
3. 歯科健診の費用について
定期健診にかかる費用は、保険診療か自費診療か、また検査内容によって異なりますが、目安は以下の通りです。
• 保険適用(3割負担)の場合
基本的な健診・検査・クリーニングを含め
約2,500円~3,500円程度
• レントゲン撮影を行う場合
症状の確認や、見えない部分のチェックのために撮影することがあります。
その場合は
+1,000~3,000円程度 の追加費用がかかることがあります
• 自費診療の場合
医院独自の予防プログラムや、より専門的なクリーニングを行う場合は
約5,000円~15,000円程度 が目安となります。
※費用はあくまで目安です。
口腔内の状態や検査内容、歯科医院の方針によって異なりますので、受診前に確認しておくと安心です。
4. 年に1回では少ない?
専門的なクリーニングを行っても、口の中の細菌は約3か月で元の数に戻るといわれています。
さらに、体調不良やストレスなどで免疫力が落ちると、細菌感染が進みやすくなります。
歯周病は痛みが出にくいため、気付いたときには進行しているケースも少なくありません。
そのため、定期的な健診での管理がとても重要なのです。
5. 定期健診を受けるメリット
• 痛みが出る前に発見でき、軽度のうちに治療できる
• 歯周病の悪化を防ぎ、抜歯や歯を失うリスクを減らせる
• 被せ物の下など、目視できない部分の問題をレントゲンで確認できる
• 歯周病菌が関係する全身疾患(敗血症・脳梗塞・糖尿病・心筋梗塞など)のリスク低減につながる
過去に虫歯治療を受けたことがある方は、詰め物や被せ物の経年劣化が起こるため、3か月を目安に受診するのがおすすめです。
6. 定期健診を受けないとどうなる?
自覚症状のない虫歯や歯周病が進行し、気付いた時には抜歯が必要になる可能性が高まります。
また、毎日の歯磨きでは取り切れない歯石が蓄積し、
• 口臭の原因になる
• 治療費や通院期間が増える
• 歯への負担が大きくなる
• 全身疾患のリスクが高まる
といった、さまざまな負担につながってしまいます。
海外のデータでは、治療のみで定期健診を受けていなかった人は約2倍の歯を失い、治療も受けなかった人は約3倍以上歯を失っていたという報告もあります…!
まとめ
定期健診を受けている人と受けていない人では、将来残る歯の本数に大きな差が出ることが分かっています。
「痛くないから行かない」ではなく、
将来の健康な歯を守るための予防として、ぜひ定期的な歯科受診を心がけましょう!

